■ 自動二輪事業事例
大型自動二輪市場は、新車販売台数の減少が、バイクのラインアップの減少につながり、それが中古車の流通量が減少するといった「負のスパイラル」が生じていました。そこで、新車のレンタルサービスをFC展開することで、自社だけではなく、業界の課題を解決する取り組みを行いました。
当時の自動二輪市場の店舗の悩みは、「高い新車ではなく、良質の中古車を売りたいが、良質の中古車がなかなか手に入らない」ということでした。そこで、新車をレンタルで貸し出し、レンタルを通じて中古車を生み出すという流れを考えました。レンタルにより、良質の中古車を自ら生み出すというビジネスモデルを考え、他社にも展開するフランチャイズパッケージを構築しました。
本業の悩みを解決するというサービスは、同業他社も真剣に加盟を検討してもらえる内容となり、一気に拡大をすることができました。
レンタルのフランチャイズサービスは、店舗などは既存の店舗を活用し、サービスとして必要なホームページや、業務オペレーションとしてのシステムを提供するというものでした。
その為、加盟店は少ない投資で加盟することができます。また、事業の中核をおさえたサービスなので、ノウハウを知った上でも、簡単には脱退ができなくなり、本部と加盟店の関係を強化するモデルを実現しました。
サービスの中核となったのが、事業収支としてのシミュレーションです。新車をレンタルとしてどれ位稼働できたのか、最終的に中古車としていくらで販売でき、1台あたりの粗利はどれ位でたのか。このシミュレーションをしっかりと行うことで、事業としての採算性を明確にし、より適切な価格設定や、対象となる新車の選定などに繋げていきました。
レンタルサービスは、良質な中古車を生み出すだけではなく、レンタルを通じて自動二輪の楽しさを顧客に伝える内容となり、その後の自動二輪市場の回復に貢献しました。
支援形式 | 概要 | 期間 |
フランチャイズパッケージの開発 |
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6ヶ月 |