■ 住宅メーカー事例
住宅メーカーは、家をたてる時に、エリアの職人に発注を出すため、地域に密着した事業を展開しています。その為、あるエリアで強みがあっても、周辺のエリアに展開するには、新しい職人を探し、その技術を見極めたり、指導したりするなど時間がかかってしまいます。その中で、この会社は、土地情報と建物データをインターネット上で分かりやすく提供し、エリア内で急激に成長を遂げていましたが、今後エリア展開をするかどうか、検討を進めていました。
検討した結果、自社の強みを活かして、直接自社で展開するのではなく、エリアごとの住宅メーカーと連携できるフランチャイズ化を行うことで、全国への展開を図ることにしました。
土地情報と施工データをマッチさせるインターネットを加盟店に提供し、加盟店はそのインターネットから集客したお客様に建物を提案・設計・施工していく役割分担としました。
役割を明確にすることで、本部はインターネットによる集客と集客したお客様を契約に結びつけるノウハウを提供するという従来のビジネスモデルとは異なる事業展開を行う事になりました。
SVを前提とした内容ではなく、加盟店の力量を見極め十分な力量を持った加盟店を選定したり、また、教育なども本部に加盟店の社員がきて一緒に仕事をする中で身につける形をとったりするなど、運営上の負担を軽く、サービスを提供できるようにしました。
もともと、営業なしで住宅を提供していた会社として注目されていた為、その注目をいかして、自社の取り組みを紹介するセミナーを開催し、そのセミナーに参加した会社に対してフランチャイズを提案するといった、自社を一つの広告塔としてうまく活用した展開を行いました。
結果として、本業が伸びる中、フランチャイズに十分な人材はさけない状態でしたが、自社の強みの延長線上で、かつ、加盟店側に一定の役割を求めていく事で、着実に加盟店は増やすことができました。
支援形式 | 概要 | 期間 |
フランチャイズパッケージ |
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6ヶ月 |