■ IT企業事例
トップダウンが強いことが、事業責任者や部長の受け身体を招いていました。一方、事業が拡大する中で、社長のマネジメントが行き届かなくなっており、組織の不具合が生じていました。
一方で、事業は急激に成長を続けており、目の前の業務に追われ、事業の成長スピードに人材育成や組織作りが間に合っていない状態でした。
事業が成長し、多角化していく中で、必要となる事業責任者、部長に求められる能力を整理し、求める人材像を明確にしました。
組織開発や教育研修は、様々な施策が考えられます。ただ、中堅・中小企業が全ての施策を実行するのは、難しいのが実情です。その為、効果的な組織戦略を展開する上では、会社が成果を実現するうえで、注力すべき人材像を明確にし、そこに経営資源を集中させていくことが大切になります。
①で明確にした人材像を獲得する為に、各人事施策が適合しているかを確認します。この場合の人事施策とは、配置、採用、評価、育成などの施策です。
配置、採用、評価、育成は、それぞれ専門性が高いため、つい現場や専門部署に任せてしまいがちになりますが、4つの観点で各施策を評価するだけであれば、十分にチェックすることが可能です。
①、②で明確にした内容を組織戦略として、一枚ものに整理します。各施策は、細かかったり、専門性が高かったりすることから、個別最適に陥ったり、いつの間にか目的を見失ってしまったりすることが多々あります。
その為、グランドデザインを通じて全体像を整理し、常にその観点に立ち戻ることで、組織戦略を明確にし、一貫性をもった効果的な施策に繋げていくことができます。
以上の施策を通じて、目の前の業務に追われつつも、着実に次世代が育つ組織運営を実現していくことができました。
支援形式 | 概要 | 期間 |
評価制度コンサルティング |
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4ヶ月 |